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【ロゴデザイン】マリメッコ、有名な花柄は社長の余計な一言から生まれた?

2022.05.26

合同会社 HUB

1951年、アルミ・ラティアは夫と共にフィンランドでマリメッコを創業する。
きっかけは、アルミの友人であるデザイナーマイヤ・イソラにデザインを依頼した時だった。カラフルで斬新なデザインに一目惚れしたアルミは、すぐに夫に頼みこみ会社を設立。マイヤ自身もデザイナーとして参画した。

その翌年に直営店をオープン。
数年後には、フィンランド国外への輸出が始まり、国際的にも認知されていった。
1960年、ジョン・F・ケネディ大統領夫人がマリメッコのドレスを着用し、雑誌に掲載された事が後押しとなり、マリメッコはその地位を確たるものとする。1964年には、マリメッコを代表する花柄“UNIKKO”が誕生するが・・・

社長のアルミはプリントの花は、自然の花には敵わないという理由で花を描く事を禁じていた。しかし、芸術家肌のマイヤはタブーを犯し服一面に花をデザインしたものを提出。そのデザインというのがUNIKKOだった。不意の一言なのか、日頃の口癖だったのか定かではないが、デザイナーとしてのマイヤの癇に障った事には違いない。

余談ではあるが、この花柄が有名になった2000年以降には、もうマイヤはこの世にはいなかった。社長アルミも1979年には亡くなっている。まさか、社長とデザイナーのいざこざから生まれたUNIKKOがマリメッコの顔になるだなんて、と2人で話しているに違いない。

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