【ロゴデザイン】ロンハーマンが日本に上陸したのはある男の熱意だった

米国のセレクトショップ、ロンハーマン。
店名は代表のロンハーマン氏から。
コンセプトである“シンプルなデザイン、特別な素材、ユニークなディティール”を軸にハイセンスなアイテムが並ぶ。
デビッド・ベッカムやブラッド・ピットなどハリウッドセレブ御用達として、米国でも高い人気を誇っている。

日本では2009年に初上陸。
千駄ヶ谷に国内1号店をオープンさせ、今では東京・大阪・福岡・名古屋を含む12店舗まで展開されている。
木村拓哉もロンハーマン愛用者の一人、ある日、テレビで木村拓哉が着ていたパーカーが、次の日には入手困難になるまで人気が上がったとか。

ロンハーマンと独占契約を結び、日本上陸を達成させた立役者、（株）サザビーリーグの三根氏曰く相当な苦労があったとか。
ハーマンに直接会いに行き、何度も交渉を重ねやっとの思いで契約を貰ったが、翌日ウォンが大暴落し、ロンハーマンと少し前に契約していた韓国が全てキャンセル。
その件があり、ハーマンはアジア人は信用できないと三根氏との契約も再考となった。

しかし、三根氏は諦めずに何度も通い詰め、遂には、通訳無しで熱意を伝えたそうだ。
ハーマンは三根氏の熱意に負け契約合意。
2019年にはロンハーマン事業を米本社から譲渡されている。
やはり熱意というものは、言葉を越えるのかと、三根氏の炎を羨ましく思いながら、そう再認識した。